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zoom RSS 私の塾のこと(続々続々・茂木先生、ありがとうございます!)

<<   作成日時 : 2010/02/24 06:43   >>

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島田市民会館での講演のとき、
私の塾に、
茂木先生が温かいエールを送って下さいました。

私が目ざす私塾のかたちを深く理解して下さり、
私の塾の前にそびえ立つ受験産業塾との鮮やかな対比を示して
応援して下さったのです。

私が、私の塾のあるべき姿として、
「お話」を重視していることは、
ブログに何度も書きましたし、昨年のチラシにも書きました。

私の塾は、
生徒数が百名に満たぬ小さな塾ですけれど、
科学思想の啓蒙(ちょっと大げさなようですが)という初志を、
三十一年間貫いてまいりました。

生徒にさまざまな科学思想の核心を語ることが
私の塾の存在理由であり
なにより私の楽しみでもあるのです。

茂木先生はそれをブログでお読みになって、
評価して下さったのだと思います。

お話」について、いくつかの例を申し上げましょう
(自慢めいてしまいますけれど)。

たとえばこれは現在裁判官をしている教え子から聞いた話です。

彼が東京地裁の特許部(知的財産部)にいたときのこと、
グローバル企業の集中している東京ですから、
係争中の特許について、
難度の高い説明を技術者がしているとき、
ハイゼンベルグの不確定性理論を説明する必要が
技術者に生じました。

そのとき技術者は
裁判官が文系出身であることに気づいて、
「お分かりにはならないと思いますが」
と前置きしたから、
彼は即座にこのように答えたというのです。

「ハイゼンベルグの不確定性原理を
 私はこんなふうに理解しています。

 あなたはどんな人ですか?と問われると、
さあ、いったい自分はどんな人間なのだろう、と自問します。
 そのときすでに、問われる前の素のままの自分は失せて、
 問われることで身構え、変容した自分がそこにいます。

 このように、
 素粒子を観測するために粒子や電磁波をあてれば、
 あてられる前の姿は失われ、
 それ以前の姿を正確に知ることはできない。

 とまあ、そんなことだったと記憶しています。」

「どこでそんなことを知ったのですか?」

彼は技術者にそう問われて、

「塾です」

と答えたそうです。

鼻高々でした、と笑みを浮かべて彼はそう言いました。

先日のブログでご紹介した歯科医北島正二煬N
そのひとりです。

彼は中学校の卒業文集に、このように書いたのでした。

「河村先生という私の先生から物理の
 ー初歩的な事だがー話を聞くと、
 物理学もおもしろそうだし、
 まあ、今ならどの方面へも行けると思うので、
 じっくり考えていきたい」

このように生徒にお話をすることが、
私の塾の存在理由のひとつでしたから、
バブルのころどんなに銀行が融資を申し出てきても、
それを断り、塾の拡大方針など決してとりませんでした。

還暦を迎えようとする今でも
私はすべての塾生に数学を教えています。

子供たちの輝く目を見ながら
彼らの前で「アンティキテラの機械」について
あるいは「方向定位連合野求心路遮断」について
お話しすることが、
私の生き甲斐であり
私の塾の存在理由でもあるのです。

もしも大手塾のように利潤追求型の経営方針であれば
あのころ迷わず教室展開をしたのだろうと思います。

教室展開をすれば
見たこともない生徒から月謝を得ることはできますが
その生徒にお話をすることはできません。

私はそれを望まなかったのです。

市内で一番安い月謝を死守しながら
高度な科学思想を語るのが私の楽しみでした。

東電の桑原信行君の場合は
塾の先生として結婚式にまで招待していただきました。

さらにスピーチまで依頼されて、
昭和五十年代の初めに
塾ではじめてコンピューターに出会ったときの彼の驚きを
ぜひ話して欲しいという指示までついていました。

光栄なことでした。

小学校の先生でもなく中学高校の先生でもなく、
一介の塾教師である私を、
恩師として結婚式に招待してくれたのです。

それは桑原君だけではなく
森下君も、白瀧さんも、原崎君も、
藤田陽太博士も、杉村君も、
まだまだ他の卒業生たちも、
みんな結婚式に招待してくれたのです。

ありがたいことでした。

茂木先生が批判される受験産業とは
対極に位置している小さな塾として誇りをもちながら、
これからも科学啓蒙と
ゆたかな人間性を育む塾として研鑽を積んでゆく所存です。

茂木先生、
あたたかなエールをありがとうございました!

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(河村様)
茂木先生のご了承を得て、「eコミュニティしまだポータルサイト」に先生のスペシャル・ゲスト・コーナーを設置いたしました。どうぞご確認ください。
今後もよろしくお願いいたします。
N-joe
2010/02/24 13:18

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