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zoom RSS 2007年エイプリルフール記事「告白」

<<   作成日時 : 2017/04/03 09:15   >>

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告白

昨年の秋、裏庭の池の底で、
大きな蝦蟇蛙が、三匹あおむけになって死んでいました。
それからというもの、裏の池は死の池になってしまいました。

それから二週間ほどして池の底を見ると、
ちいさな、それは水面に目をちかづけなければ見えないほど
ちいさな生き物がいっぱいうごめいていました。
エビのようなもの、魚のようなもの、
さまざまな種類の生き物が蝦蟇蛙の死肉を食べているのです。

その日は気味悪くなってその場を離れました。

数日してまた池の底を見ると、
三匹の蝦蟇蛙の死骸はすっかり骨だけになって、
そのまわりに
先日見たときよりすこし大きめの生き物が泳いでいました。
ちょうど先カンブリアのころの捕食生物
アノマロカリスのようにも見えました。
その大きめの生き物は、
池の底にうごめくちいさな生物を、
二本の触角のようなもので捕まえて食べているのです。

ゆっくりと進化がはじまっているようでした。

冬になっても、生物の種類は増えつづけ、
裏庭の池は太古の海のようにも見えました。

三月初旬の風のつよい日に、
木蓮の花がすっかり散って、
白い花びらが池の水面をおおいました。

よく見ると、その花びらの上に、
そこかしこ美しい人魚たちがすわっているのです。
肌の白さに、花びらと人魚と、
見わけがつかないほどでした。

私はそのなかのお気に入りの人魚を、
シモーンと名づけて愛しています。
手のひらにおさまるほどちいさな彼女は、
ときおり透きとおるような可憐な声で歌います。

このことはいままでずっと秘密にしてきました。
でも、2007年の4月1日というこの日に、
告白をしようと決めたのです。

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