御林守河村家を守る会

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zoom RSS 河村宗平遺品

<<   作成日時 : 2018/03/08 08:42   >>

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河村宗平遺品

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1.龍文堂(りゅうぶんどう)鉄瓶・炭壺

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龍文堂は、江戸末期から昭和33年頃まで8代続いた京都の鉄瓶屋。
これは御林守十一代河村市平が、幕末から使いはじめたもので、カボチャの形の龍文堂鉄瓶です。
夏目漱石の『吾輩は猫である』のなかに
「贅沢な人が龍文堂に鳴る松風の音を聞かないと寝つかれないごとく」
と書かれています。
つまり、宗平も龍文堂の鉄瓶の湯が湧く音を聞いて、お茶を楽しんでから床についたのでしょうか。

龍文堂炭壺は長火鉢(奥座敷展示)の中の、龍文堂鉄瓶の横に置かれていた炭壺です。炭の火消しに使いました。


2.WALTHAM懐中時計(明治43年)

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ウォルサム・ウォッチ・カンパニー(Waltham Watch Company )は懐中時計で有名なアメリカ最古の時計ブランドです。
この金時計は、明治45年に、宗平が懐中時計の見本台帳を切り抜いて、安心堂で購入したものです。静岡安心堂で検査していただいたところ、正確に動くことがわかりました。

3.九谷茶器

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河村宗平の遺品は、母屋の裏のお倉の中にまとめられていました。両親の死後、私がはじめてお倉に入ったときに、ご紹介している古文書類と一緒に、宗平愛用の遺品も見つかったというわけです。
三千点以上の古文書を、いまから解読して記録にとどめるには、もう時間が足りないかもしれません。

4.美術器

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箱書きは「美術器」となっていますけど
これは何なのか?
お分かりになる方教えてください。
おそらく河村宗平の東京土産でしょうね。

ところで「東京市日本橋区九勘旅館」と書かれた
宗平宛の書簡葉書類がいくつかあるのですが
もしもご存知の方がいらっしゃいましたら
お返事いただければ幸いに存じます。

5.拝領品 盃

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6.第弐回東洋輸出品共進会褒賞授与證

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総裁の松平正直とは、坂本龍馬とも面識のあるもと福井藩士です。宗平が褒賞状を授与された翌年、明治43年に、松平正直は、天皇陛下の諮問機関である枢密院顧問官に就任しています。

李家隆介(りのいえたかすけ)は当時静岡県知事で、のちに官吏としての功労を認められ錦鶏間祗候(きんけいのましこう)となりました。

審査部長大林雄也とは農商務省の技師で、農学博士でもあり、河村宗平とは金谷茶業研究所でいくたびも面識を得た熟知の間柄でした。

昨日の賞牌はそのとき副賞として授与されたものと分かりました。

7. 管打ち式銃(かんうちしきじゅう)

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大政奉還の年、1867年の年号が刻まれています。
銃床に、「濱松縣壬申八六八号」とあります。
くわしい方教えてください。

8. 刀 銘 備前長船永光 (長刀 長さ 70.7cm 反り 1.7cm 目釘穴 2)

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御林守河村家初代 河村宗心(永正二年没)実戦使用

河村市平(代々襲名)が帯刀していた先祖伝来の刀です。
永光は、同名工が数名存在しますが、銘鑑では初代を貞治としていて、その後に永享・長禄・大永など、室町末期まで続きます。永光の現存数は、同じ末備前の祐定・清光と比較してとても少ないです。
島田市博物館は「刀剣展」開催中です!

9.陣笠(十一代御林守河村市平遺品)

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陣笠(じんがさ)は、陣中(じんちゅう)で使用したものですが、太平の世となった江戸時代には武士が外出時に使用しました。
河村家では、御林(おはやし)を見回る折にこの陣笠(じんがさ)を着用しました。
家紋は「丸に違い箸」。

10.表彰状

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河村宗平の静岡県茶業界への貢献を讃えて、榛原郡茶業組合長 伊藤仙太郎より表彰されました。
表彰後、大正11年まで、静岡県全域の茶業を監督する静岡県製茶監督員をつとめました。

11.記念品

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12.尾崎伊兵衛株券

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茶問屋に生まれた伊兵衛は、日本茶の輸出に生涯をかけ、明治33年、富士製茶株式会社の初代社長となります。当時、輸出茶は外国商社に買いたたかれ、直輸出(商社を通さず直接輸出すること)は日本茶業界の悲願でした。宗平は日本茶直輸出の夢にかけて株券を購入しました。

13.お屠蘇用具

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江戸時代の箱書きがあります。京都で買いもとめたものです。

14.古銭(1)

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古銭の一部をご紹介します。

15.肖像画(静岡県製茶監督員とは2)

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明治45年5月1日、宗平54歳のとき、静岡県知事松井茂から静岡県製茶監督員に任命されました。
また『静岡県茶業史』には「静岡県庁内茶業関係者として挙ぐべきは農務課長、同課内茶業専任技師及製茶監督員である」とあります。

「静岡県令第三十三号
製茶業者並製茶販売業者は、本県当該吏員又は警察官吏に於て、製茶取締の為、其の家屋倉庫又は製造する場所等に立入ることを拒むことを得ず。
前項の場合に於て、当業者は当該吏員に対し証票の提示を求むることを得。
第一項に違反したる者は、勾留又は科料に処す。
本令は明治四十四年五月一日よりこれを施行す。
明治四十四年三月三十一日
静岡県知事 石原健三」

とあります。

さらにこの県令に付する同日の諭告第一号には、静岡からの輸出茶の品質を守るために、静岡県製茶監督員と警察官に厳密な取締をなさしめ、「不正茶を発見したるときは仮借なく之が処置を執らしめむとす」とあります。

同日に発布された静岡県訓令甲第十六号も引用してみましょう。

「静岡県訓令甲第十六号
警察署 警察分署
製茶取締に関し、本日本県令第三十三号並に本県諭告第一号を発布候處、右は固より当該吏員に於て主として之れに従事すべしと雖、粗製濫造は茶業組合規約の固く禁ずる所にして、其の規約に違反したる者は、明治ニ十年農商務省令第四号茶業組合規則第四十條を以て処罰せらるべきに付、警察官に於ても当該吏員の職務執行に対し援助を与ふるの外、自ら亦視察を周密にし、万一違反者あるに於ては仮借なく相当の処分を為し、以て取締の実効を挙げんことを期すべし。
明治四十四年三月三十一日
静岡県知事 石原健三」

このように、静岡県製茶監督員は、輸出茶の品質を守るために、警察権力を行使して茶業関係者を厳しく監督しました。

(肖像画は、晩年の曾祖父河村宗平)


16.矢立(やたて)

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墨壺(すみつぼ)に筆を入れる筒が付いています。
帯にはさんで持ち歩きができるようになっている筆記具です。
河村宗平は、代々受けついだこの矢立を持って旅をしました。
明治時代までの旅人たちにとって欠かせない道具でした。

17.製茶監督員任命書(明治45年5月1日)

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静岡県知事松井茂より静岡県全域の製茶業を監督する静岡県製茶監督員に任命されました。
ゆるキャラ「宗平せんせい」がたのしみです。

18.印籠(いんろう)

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薬などを携帯するための小さな容器です。

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