アルチュール・ランボー

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アルチュール・ランボー

文学にこころ寄せる者はみなランボーを経験する、といっていい。
ぼくだって、紅い革表紙の『ランボー詩集』を手にして放浪した。
ランボー熱にうかされてコオヒイとビスケットだけで暮らした青春があったんだ。

ランボーは早熟の天才で、とても綺麗な少年で、ヴェルレーヌと同棲して、
二十歳で「地獄の一季節」と「イリュミナシオン」を著して、突然筆を折る。
それっきりなにも書かなかった。

その後、アフリカで武器商人になって、三十代で死ぬ。
天才たちはみんなそうなんだ。

神に愛されるのは一瞬なんだ。

武器商人になってそこそこ成功したからって、ランボーの天才はそこなわれやしない。
そこんとこをとりあげて批判するやつなんて古今東西どこにもいない。
同世代の凡俗どもはそれみたことかと揶揄したかもしれないけど。
ヴェルレーヌと同棲しようが武器商人になって小金持ちになろうが、
ランボーの珠玉の作品は傷つかない。

神に愛されるのは一瞬なんだ。

あの二十歳の詩集で、あの二十歳の詩集だけで、永遠に、ランボーは天才である。

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